2013年12月25日
新そばの食べ比べに行ってきました
GOGO左官店にようこそ!
今日は「新そばの食べ比べ会に行ってきました!」の巻
先週の12月18日に、羽黒町にある金沢屋さんにて「新そば食べ比べ会」がありました。
9月のそばの花見カフェに続き、地元のそばが楽しめる機会はそうそう無いので、食いしん坊な私もちゃっかり参加してきました!
そして金沢屋さんの基礎や壁塗りはわが社でさせていただいたんですよ
新そばのそば粉は初めて見たのですが、粉が緑色っぽくてびっくりしました!

そば粉ってちょっと茶色っぽいイメージだったのですが、新そばは青いんですね!なんだか青きなこ風。
粉もサラサラのきゅっきゅっという手触りです。ケミカルパウダーみたい
。
今回は食べ比べなので、10割そば、水分は50%の割合という全て同じ条件で作ったそうです。
鶴岡市では、減反対策でそばの作付が山形県最大規模になり、近年品質も向上し、なかでも羽黒の「ひたち秋そば」が一番多く栽培されているそうです。
そして市町村合併したこともあり、そば栽培面積は東北一なのだそうです!すごい~
ですが、まだまだ認知度は低く、鶴岡産そばを鶴岡のそば屋で味わい、ブランド化へ向けて、生産者とそば屋、消費者へと結びつける取り組みが進むように協議会も立ち上がったそうです。
生産者さんの顔が見えて、安心して食が提供できるお店が増えることは、消費者としてもうれしい事ですね
本日のそばを打ってくれた、金沢屋さんのお父さんと娘さんです。

そば粉は、手で粉を握るときゅっと固まり、指で軽く押すとホロッと崩れるのが良いそば粉なのだそうです。
10割そばはゴトゴトした硬い食感のそばだと思っていたのですが、製粉が良ければ二八そばのような滑らかさになるのだそうです。
知らなかった~。
そばはミツバチで簡単に交配してしまうそうで、県の中でも区分けして栽培しているのだそうです。ゆえに内陸と庄内では品種が違うそうな。なるほどミツバチは山越えれないものね~。
人はひと、私はわたし!と好みを見つけてそば談義して欲しい!と金沢屋さんと協議会会長さんの熱いそば話を聞きつつ、食べ比べスタート。
食べ比べ
なので、私は気合入れて薬味なしで頂きます!
一番最初は「宝谷産 でわかおり」。

鶴岡市櫛引の宝谷で作られています。そばカフェではスイーツで頂きましたが、今回はちゃんとおそばです。二八そばのようなしなやかさで香ばしく、旨味が感じられます。
2番目は「羽黒産 ひたち秋そば」。

鶴岡市羽黒町で多く作られています。黒より青っぽい色ですがさっぱりした味。やけにツルツルしていて、のど越しがいいです。
3番目は「内陸産 最上早生」。

こうばしくさっぱりしてクセが無く、やや甘い感じがします。そばよりも麺つゆの味が良くわかる。個性がないので薬味を入れたくなります。食べやすいというかなじみやすいかな?
4番目は「北海道きたわせ」。

よくそば屋さんで食べるそばの味がします。甘味と香ばしさのバランスが良いです。
どれを食べてもとても美味しいのですが、私は「でわかおり」が一番好きだな~。
でも後ろの席では「ひたち秋そば」が一番人気。やっぱりみんな好みが違いますね。
食べ比べだから味に気を付けて食べたけど、普段なら「新そばはんめの~
」でくくってしまうので、初めて食べ比べして、味がみんな違うんだ!とびっくりしました
。
とても美味しかったので、「これからはいつでも鶴岡産のそばが食べられるのですか?」と聞いてみたら、そば粉は農家さんや製粉屋さんと年間契約しているので、すぐに産地を切り替えられないのだそうです。
今回はイベントだから準備できたけれど、通常はこんなにそば粉は手に入らないとのこと。でも来年からすこしづつ鶴岡産のそばを取り入れていきたいと金沢屋さんのお話でした。
食の都庄内に、また新たなアイテムが加わりましたww
。でも内陸のそば街道に負けないナイスなネーミングを考えようにも思いつかない
しかし、在来野菜・ラーメン・そば・海の幸・山の幸と1か所でこんなに食が楽しめる場所はなかなか無いですよの
庄内いいところだ~(^o^)丿
鶴岡産のそば粉でおいしい蕎麦が普通に食べられる様にみんなで応援したいですね!
食レポもいいけど、太らないよう気を付けて運動しないと・・・(=_=)
型枠掃除しようかな・・・・
今日は「新そばの食べ比べ会に行ってきました!」の巻
先週の12月18日に、羽黒町にある金沢屋さんにて「新そば食べ比べ会」がありました。
9月のそばの花見カフェに続き、地元のそばが楽しめる機会はそうそう無いので、食いしん坊な私もちゃっかり参加してきました!
そして金沢屋さんの基礎や壁塗りはわが社でさせていただいたんですよ

新そばのそば粉は初めて見たのですが、粉が緑色っぽくてびっくりしました!
そば粉ってちょっと茶色っぽいイメージだったのですが、新そばは青いんですね!なんだか青きなこ風。
粉もサラサラのきゅっきゅっという手触りです。ケミカルパウダーみたい

今回は食べ比べなので、10割そば、水分は50%の割合という全て同じ条件で作ったそうです。
鶴岡市では、減反対策でそばの作付が山形県最大規模になり、近年品質も向上し、なかでも羽黒の「ひたち秋そば」が一番多く栽培されているそうです。
そして市町村合併したこともあり、そば栽培面積は東北一なのだそうです!すごい~

ですが、まだまだ認知度は低く、鶴岡産そばを鶴岡のそば屋で味わい、ブランド化へ向けて、生産者とそば屋、消費者へと結びつける取り組みが進むように協議会も立ち上がったそうです。
生産者さんの顔が見えて、安心して食が提供できるお店が増えることは、消費者としてもうれしい事ですね

本日のそばを打ってくれた、金沢屋さんのお父さんと娘さんです。
そば粉は、手で粉を握るときゅっと固まり、指で軽く押すとホロッと崩れるのが良いそば粉なのだそうです。
10割そばはゴトゴトした硬い食感のそばだと思っていたのですが、製粉が良ければ二八そばのような滑らかさになるのだそうです。
知らなかった~。
そばはミツバチで簡単に交配してしまうそうで、県の中でも区分けして栽培しているのだそうです。ゆえに内陸と庄内では品種が違うそうな。なるほどミツバチは山越えれないものね~。
人はひと、私はわたし!と好みを見つけてそば談義して欲しい!と金沢屋さんと協議会会長さんの熱いそば話を聞きつつ、食べ比べスタート。
食べ比べ

一番最初は「宝谷産 でわかおり」。
鶴岡市櫛引の宝谷で作られています。そばカフェではスイーツで頂きましたが、今回はちゃんとおそばです。二八そばのようなしなやかさで香ばしく、旨味が感じられます。
2番目は「羽黒産 ひたち秋そば」。
鶴岡市羽黒町で多く作られています。黒より青っぽい色ですがさっぱりした味。やけにツルツルしていて、のど越しがいいです。
3番目は「内陸産 最上早生」。
こうばしくさっぱりしてクセが無く、やや甘い感じがします。そばよりも麺つゆの味が良くわかる。個性がないので薬味を入れたくなります。食べやすいというかなじみやすいかな?
4番目は「北海道きたわせ」。
よくそば屋さんで食べるそばの味がします。甘味と香ばしさのバランスが良いです。
どれを食べてもとても美味しいのですが、私は「でわかおり」が一番好きだな~。
でも後ろの席では「ひたち秋そば」が一番人気。やっぱりみんな好みが違いますね。
食べ比べだから味に気を付けて食べたけど、普段なら「新そばはんめの~


とても美味しかったので、「これからはいつでも鶴岡産のそばが食べられるのですか?」と聞いてみたら、そば粉は農家さんや製粉屋さんと年間契約しているので、すぐに産地を切り替えられないのだそうです。
今回はイベントだから準備できたけれど、通常はこんなにそば粉は手に入らないとのこと。でも来年からすこしづつ鶴岡産のそばを取り入れていきたいと金沢屋さんのお話でした。
食の都庄内に、また新たなアイテムが加わりましたww


しかし、在来野菜・ラーメン・そば・海の幸・山の幸と1か所でこんなに食が楽しめる場所はなかなか無いですよの

鶴岡産のそば粉でおいしい蕎麦が普通に食べられる様にみんなで応援したいですね!
食レポもいいけど、太らないよう気を付けて運動しないと・・・(=_=)
型枠掃除しようかな・・・・
2013年12月09日
大黒様のお歳夜
GOGO左官店にようこそ!今日は「大黒様のお歳夜」の巻
12月9日は山形県鶴岡市では「大黒様のお歳夜」で、まっか大根(二股大根)・納豆汁・米いり・黒豆ごはん・黒豆なます・はたはたの田楽・焼き豆腐の田楽を大黒様にお供えしてみんなで食べるという風習があります。

布袋様がでかくてすみません・・・大黒様と恵比寿様が脇役に見える~
12月9日は大黒様が妻を迎える夜とされ、豊穣と子孫繁栄を願い、大黒天を農神として昔から信仰されています。
このお供えの料理には、1年の収穫や収入を感謝し、大黒様にあげるハタハタは必ず卵が沢山あるメスで(子孫繁栄を願う意味がある)、豆つくしの料理には、家族がまめで達者に暮らせるようにとの願いが込められています。
大黒様は餅が大好きで、あるとき餅をたらふくご馳走になり家に帰る途中腹痛をおこしました(どんだけ食ったんじゃ
)。
川端で大根を洗っていた嫁に「1本下さい」と頼んだのですが、姑からは本数を数えて渡されているのであげることが出来ず困りましたが、大根の中にあったまっか大根(二股大根)を見つけ、これなら怒られない!と二股の片方をかきとって大黒様にあげました。
おかげで大黒様の腹痛は良くなり、たいそう喜ばれたそうです。
このことから、毎年大黒様にはまっか大根をそなえることにしたそうです。
また、まっか大根は大黒様のお嫁さんだともいわれているそうです。
( 鶴岡おうち御膳 参照 )
調べてなるほどの~と思いました。
そして今日は羽黒町社会福祉協議会のミニデイサービスに食改ボランティアで参加した際に、ますます面白い話を聞いてきました
。
ミニデイサービスに参加しているのは、羽黒町内に住む70・80・90代?位までの大先輩たちでした。
そこで一緒におやつを作ったり、体操や野菜をたくさん食べよう!と様々なお話をさせていただいたのですが、今日は大黒様のお歳夜なので、みなさんの家ではどのような感じで行っているか質問してみました!
いやー驚きの話が沢山出て、参加者の皆さんも、よその家がどのように大黒様しているのか興味津々で大盛り上がり!
大黒様のお膳に何を上げるか?では、みなさん殆ど同じでしたが、唯一違ったのが[ 焼き豆腐→油揚げ ]の家が18人中2名いました。
黒豆はつぶす派、つぶさない派。
なますは朝から大根すりおろして辛みをとる派、辛みは煮てとる派。
お膳は幾つあげるか?では、全員が[ 2膳 ]でした。理由は、大黒様をまつる際は恵比寿様とセットなので、必ず両方にお膳をあげないといけないのだそうです。
いつごろから大黒様ってあるの?の質問では、「おれがだ子供の時からあるからわがらねの~」とのこと。現在80代の方が子供の時から普通にあるということは、相当昔からあるんだの~
「昔は大黒様は台所に普通に飾ってあったから、今みたいに12月9日だからわざわざ出して祀ったりなしてないなやの~。だから煤(スス)だらけの大黒様はどこの家にもあったなやの。」に、みなさま「んだんだ~」の合唱(笑)
「あんまり煤(スス)で黒いから、きれいにしてやっかと思って、大黒様をお湯につけて洗ったら溶けて無くなって、婆様からごしゃがったけ(怒られた)」と大笑い。
「昔の台所にいた大黒様は土人形がほとんどだったなやの~木どか高級だったからの~」と・・・
では、現在みなさんの家にある大黒様は?では、掛け軸派→8名、置物派→5名、両方→5名という感じ。
「今台所さ大黒はん祀っている家なほとんど無なやの~。だから松の勧進で大黒様の札配って台所さ貼ることで省略さったなやの~。大黒様は台所の神様だから居ねばなんねよの~。」

おお!なるほど!我が家にも牛と一緒に貼ってあるぞ!そういう意味だったのか~
他にも、料理を作る時は着替えをして、きれいな服で調理する方や、みそぎをしてから作る方もいました。
ほおおお~
。面白い話いろいろ聞けて良かった!やっぱり家で調理方法が皆違うのですの!そしてその伝統を今も家でちゃんと行っているところがもっとすごい!
鶴岡は本当に豊かな食文化があるとことだなあ。ですが、3世代同居しているからこそ聞く事の出来るわけであって、核家族ではこの素晴らしい食文化も伝承がしにくくなっている現状です。
本日ミニデイサービスに参加した大先輩たちには、嫁がだめだったら是非とも孫に伝承してください(笑)!とお願いしました。
私も伝統行事は祖父母から聞かされていたので、「自分も婆ちゃんから聞いた話は今もしっかり覚えています。皆さんの素晴らしい知識をぜひお孫さんに、庄内の豊かな文化が受け継がれていくように次世代に伝えてください」とお願いしました。
皆様にこやかに力強くうなずいてくれて、不思議な一体感を持ちつつ
デイサービスが終わりました
。
年配の方たちの知識や伝統は宝の山で、庄内にはまだまだたくさん宝があってうれしく思いました。
大黒様を通して豊かな食文化を、親から子、子から孫へと継承していきたいものですね。
12月9日は山形県鶴岡市では「大黒様のお歳夜」で、まっか大根(二股大根)・納豆汁・米いり・黒豆ごはん・黒豆なます・はたはたの田楽・焼き豆腐の田楽を大黒様にお供えしてみんなで食べるという風習があります。
布袋様がでかくてすみません・・・大黒様と恵比寿様が脇役に見える~

12月9日は大黒様が妻を迎える夜とされ、豊穣と子孫繁栄を願い、大黒天を農神として昔から信仰されています。
このお供えの料理には、1年の収穫や収入を感謝し、大黒様にあげるハタハタは必ず卵が沢山あるメスで(子孫繁栄を願う意味がある)、豆つくしの料理には、家族がまめで達者に暮らせるようにとの願いが込められています。
大黒様は餅が大好きで、あるとき餅をたらふくご馳走になり家に帰る途中腹痛をおこしました(どんだけ食ったんじゃ

川端で大根を洗っていた嫁に「1本下さい」と頼んだのですが、姑からは本数を数えて渡されているのであげることが出来ず困りましたが、大根の中にあったまっか大根(二股大根)を見つけ、これなら怒られない!と二股の片方をかきとって大黒様にあげました。
おかげで大黒様の腹痛は良くなり、たいそう喜ばれたそうです。
このことから、毎年大黒様にはまっか大根をそなえることにしたそうです。
また、まっか大根は大黒様のお嫁さんだともいわれているそうです。
( 鶴岡おうち御膳 参照 )
調べてなるほどの~と思いました。
そして今日は羽黒町社会福祉協議会のミニデイサービスに食改ボランティアで参加した際に、ますます面白い話を聞いてきました

ミニデイサービスに参加しているのは、羽黒町内に住む70・80・90代?位までの大先輩たちでした。
そこで一緒におやつを作ったり、体操や野菜をたくさん食べよう!と様々なお話をさせていただいたのですが、今日は大黒様のお歳夜なので、みなさんの家ではどのような感じで行っているか質問してみました!
いやー驚きの話が沢山出て、参加者の皆さんも、よその家がどのように大黒様しているのか興味津々で大盛り上がり!

大黒様のお膳に何を上げるか?では、みなさん殆ど同じでしたが、唯一違ったのが[ 焼き豆腐→油揚げ ]の家が18人中2名いました。
黒豆はつぶす派、つぶさない派。
なますは朝から大根すりおろして辛みをとる派、辛みは煮てとる派。
お膳は幾つあげるか?では、全員が[ 2膳 ]でした。理由は、大黒様をまつる際は恵比寿様とセットなので、必ず両方にお膳をあげないといけないのだそうです。
いつごろから大黒様ってあるの?の質問では、「おれがだ子供の時からあるからわがらねの~」とのこと。現在80代の方が子供の時から普通にあるということは、相当昔からあるんだの~

「昔は大黒様は台所に普通に飾ってあったから、今みたいに12月9日だからわざわざ出して祀ったりなしてないなやの~。だから煤(スス)だらけの大黒様はどこの家にもあったなやの。」に、みなさま「んだんだ~」の合唱(笑)
「あんまり煤(スス)で黒いから、きれいにしてやっかと思って、大黒様をお湯につけて洗ったら溶けて無くなって、婆様からごしゃがったけ(怒られた)」と大笑い。
「昔の台所にいた大黒様は土人形がほとんどだったなやの~木どか高級だったからの~」と・・・
では、現在みなさんの家にある大黒様は?では、掛け軸派→8名、置物派→5名、両方→5名という感じ。
「今台所さ大黒はん祀っている家なほとんど無なやの~。だから松の勧進で大黒様の札配って台所さ貼ることで省略さったなやの~。大黒様は台所の神様だから居ねばなんねよの~。」
おお!なるほど!我が家にも牛と一緒に貼ってあるぞ!そういう意味だったのか~

他にも、料理を作る時は着替えをして、きれいな服で調理する方や、みそぎをしてから作る方もいました。
ほおおお~

鶴岡は本当に豊かな食文化があるとことだなあ。ですが、3世代同居しているからこそ聞く事の出来るわけであって、核家族ではこの素晴らしい食文化も伝承がしにくくなっている現状です。
本日ミニデイサービスに参加した大先輩たちには、嫁がだめだったら是非とも孫に伝承してください(笑)!とお願いしました。
私も伝統行事は祖父母から聞かされていたので、「自分も婆ちゃんから聞いた話は今もしっかり覚えています。皆さんの素晴らしい知識をぜひお孫さんに、庄内の豊かな文化が受け継がれていくように次世代に伝えてください」とお願いしました。
皆様にこやかに力強くうなずいてくれて、不思議な一体感を持ちつつ


年配の方たちの知識や伝統は宝の山で、庄内にはまだまだたくさん宝があってうれしく思いました。
大黒様を通して豊かな食文化を、親から子、子から孫へと継承していきたいものですね。