トコトコ歩いて続いては五重塔へ!
杉木立の中に現る秀麗かつ荘厳な五重塔です
しかし、なんでこんな山の中に作ったんでしょうね~?
ちなみに説明看板です。
この五重塔の雪の積もった屋根のそりが「白い鳥のはばたく翼の様だ!美しい・・・」と一日中ながめていたアメリカの建築士さんがいたそうです。
普通は平地に建立するのですが、山のしかも豪雪の場所に建立するということで、この塔の木材はすべて羽黒の地元の木を使用しているとのこと。
だから気候に合っているので、朽ちたりゆがんだりが少ないのだそうです。
そして一番驚いたことは、この塔の免震構造は、現代の建築技術で作り上げた「スカイツリー」にも採用されているそうです!すごいぞ五重塔
「現在は塔の中には入れませんが、中は一般的な建物にある大黒柱に該当する柱がなく、上から柱がプラプラぶら下がっていて、それが免震になるそうなんです。」
という話をうけて、またもやレディース達が「だから柱プラプラしてたなが~」というので、
「えっ?中に入ったことあるのですか?」と聞いてみたら、
「だって昔はこの塔なんて扉全開で、中で鬼ごっこしたり、よじ登ったりしたもんだぜ~。なんで柱地面についてなくて、プラプラぶら下がってんなだろう?って不思議に思ったけど、免震のためだったなの~」と納得いった顔で話してくれました。
「鬼ごっこ・・・よじのぼるか・・・」とすごいことを聞いてしまった(爆)
プラプラの謎が解けるまですごい時がかかったけど、50年前は誰も子供に価値につてどうこう言わなかったのね・・・というのがよくわかりました。自由だな~
いまは調査のときか、修復のときでないと中には入れないそうなので、ホントなんだろうなと思いつつ見てみたい気持ちでいたら、いでは記念館に五重塔のGADがあったので、それを見て納得。
ホントだ~。中央の柱が土台についていないぞ!
再建されてから600年以上も経ってますが、そんな大昔の建築技法が今でも採用されるというのがすごい!
昔の日本人ってすごいんだな~と思いました。
今みたいに機械で寸法とか正確に割り出すわけじゃないのに、すみと筆で紙に書いて図式化したり、そんなことが出来ない時は口伝や見て覚えさせて、その技術を伝えて建立したかと思うともう浪漫イッパイ感動です
ガイドの成瀬さんのお話を聞いて、羽黒に住んで△十年のレディース達も「ガイドしてもらわなかったら、こんなこと知らずにきれいだの~すごいの~ってただ通り過ぎるだけだっけ。改めて羽黒山ってすごいんだの!教えてもらって良かった~」
と口々に感動と感謝の言葉をのべていました。
この言葉を聞いて、企画した私もニンマリ
私も改めて良さを発見できてとっても良かったです。
感動しつつも、次なる目的地「いでは文化記念館」へ階段をゼイゼイいいながら一同登っていくのでした
いでは文化記念館編につづく